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日本の家計貯蓄率の過去と将来

執筆者 チャールズ・ユウジ・ホリオカ
発行年月 2026年 3月
No. 2026-03
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内容紹介

本稿では、日本の家計貯蓄率の過去と将来について検証し、日本の家計貯蓄率は過去において常に高かった訳ではなく、戦後に限れば、15%の水準を上回ったのは、1961~86年の26年間の間だけであったということを示す。なお、日本の家計貯蓄率は1970年代半ばまでは上昇傾向を示したが、(新型コロナウイルスの影響が大きかった 2020-21 年の期間を除けば)1970年代半ば以降、低下傾向を示しており、今後、人口の高齢化に伴ってさらなる低下を見せ、マイナスにまで落ち込む見通しであるということを示す。さらに、日本の家計貯蓄率の最も重要な決定要因は人口の年齢構成であり、人口の年齢構成によって日本の家計貯蓄率の水準も、過去および将来の動向もおおむね説明できるということを示す。