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日本経済のマクロ計量モデル・シミュレーション

執筆者 木下宗七, 山田光男
発行年月 2001年 7月
No. 2001-19
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内容紹介

東アジア経済を構成する各国・地域は、1970 年代以降、とりわけ 1980 年代半ばから進展した貿易と直接投資を通じて国際経済のネットワーク化に支えられ、世界の他の地域に比べて相対的に高い経済成長を実現し、「東アジアの奇跡」と賞賛され、「世界経済の成長センター」として注目を浴びてきた。しかし、1997 年のタイ・バーツの大幅な切下げに始まり、韓国、インドネシア、マレーシアに伝播した「アジア通貨・経済危機」は、これら諸国の金融構造の脆弱性を露呈するとともに、これまでの高成長の基礎となってきた直接投資依存型の工業化と成長パターンの有効性と限界を明らかにした。