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中国における少子高齢化の実態,発生要因と対策

執筆者 王 桂新,戴 二彪
発行年月 2015年 3月
No. 2015-07
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内容紹介

高速な経済成長を続けている中国において,少子高齢化も急速に進行している。2001年に,中国の総人口における65歳以上の高齢者人口の割合が7%を超え,近隣の日本や韓国に続き中国も高齢化社会に入った。少子高齢化が中国の経済・社会に与える様々なマイナスの影響はすでに顕在化しており,中国が目指している持続可能な発展に対して大きなチャレンジとなっている。本稿は,中国における少子高齢化の実態,発生要因とその対策を考察するものである。まず,中国の少子高齢化の実態とその特徴を明らかにする。そして,中国の少子高齢化の発生要因を考察する。最後では,中国の少子高齢化の実態・特徴・発生要因に関する考察結果に基づいて,どのように人口少子高齢化のチャレンジに対応するかについて幾つかの対策を提案する。