刊行物
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執筆者 | 田村 一軌, 坂本 博 |
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発行年月 | 2017年 7月 |
No. | 2017-14 |
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本研究では、地域活性化の手段としての交流人口に焦点を当て,地域間交流人口の動向を分析する。地域間交流人口を正確に計測する手段は限られることから,本研究においては比較的正確だと考えられる航空旅客輸送のデータを用いる。航空旅客の状況から,地域間交流の状況を分析する。全国的な向として東京との間の旅客数は増加傾向にあるが、九州と大阪との間の旅客数は減少している。これは九州新幹線の開業が大きな影響を与えていると考えられる。方で,北九州空港と佐賀空港の利用者数は少なく,将来のポテンシャルは高いといえる。地域活性化に関連した政策についていえば、旅客数を増加させることが重要である。東京都の路線を拡大することだけでなく,他の国内路線を開設することも必要である。